滋賀県JAおうみ富士のタマホマレ生産者のご夫婦です
 日本の大豆は笑顔と共に育ちます! (*^_^*) 大豆の花 小さくかわゆいです♪
【日本の豆腐は日本の大豆から】
 我が国の食文化に深く浸透している「豆腐」、だからこそその原料は日本の大豆にこだわりたいと私たちは考えます。大豆生産者の方々が有ってこその「豆腐」。微力では有りますが私たちは日本の大豆生産農家を応援いたします。
 


 当店では、町の豆腐屋の集い、そのグル−プ内で「玉誉れ(タマホマレ)」という国産大豆品種を取り扱いたいという有志が集まり、契約栽培を通年、滋賀県JAおうみ富士の地に求めております。日本の大豆品種はその適正に合った産地を求める事が重要です。そして大豆育成に対して真剣に取り組む大豆生産者の努力と明るい笑顔が必要に成る事は言うまでもありません。数多くの産地の中から、私たちは「玉誉れ」の生まれる地をここに選びました。

滋賀県JAおうみ富士の玉誉れ生産者の方々
 
 当店で使用している日本の大豆品種「玉誉れ」を作っていただいている滋賀県JAおうみ富士の生産者の方々です。一生懸命に大豆(玉誉れ)を育てている生産者さんのおかげで当店の豆腐は生まれ、お客様に食して頂けるのです。
☆タマホマレアラカルト☆
【京都の豆腐職人がさじを投げた】
 とある産地の方から伺った実話をお話し致します。その産地は京都のお膝元なのですが、京都の豆腐屋さんに玉誉れを売り込もうとサンプルを送付して作っていただいたそうです。そしてお試しになって返ってきた感想が「この大豆はやっこく成りすぎて(柔らかく成りすぎて)よう固まらんわぁ〜(上手に固まらない)」(注1)という事でした。最も気合大豆と呼ばれるからには、この大豆は「気合」の入った豆腐職人ではないと、安定して美味しくは成らない非常に難しい大豆だと私は考えております。
(注1)大豆には蛋白質含有量が高いものから低いものが有り、一般的には高いもの(エンレイやフクユタカ)が豆腐造りには向いていると言われております。ですが、大豆は元々蛋白質含有量が他の穀物より高い穀物(あずきなども蛋白質を含んでおりますが豆腐(にがり100%絹豆腐)には成りません。)で有り、どの品種においても「気合」さえあれば豆腐ができる(にがり100%絹豆腐)と思います。

【味と甘み香りに優れた素晴らしい大豆】
 先述した通り、玉誉れは大豆の中では蛋白質含有量の低い大豆ですが造り難い代わりに、味と甘みと香りに優れた大豆品種であります。そして農家の方々にも他の品種と比べ、育てやすく、多収である為、喜ばれているようです。ですがこのような話をJAおうみ富士の方からお聞きしました。(2004.9.18)
「うちの農協も3、4年前は大豆はタマホマレオンリ−でしたが需要が少なくなり、フクユタカや大鶴(共に高蛋白質系大豆)を植えつけるように成りました。今ではタマホマレは全体の20%ほどの作付けです。今回契約栽培をお申し込み頂けなければもう少し作付けが減っていたと思います。」
どうやら玉誉れは、やがて消え行く大豆品種のようであります。このように素晴らしい大豆を無くしてしまうのは、大豆業界の恥ではないのかと思いますが。
(実はもうひとつマイナスの要素が有ります。大豆が収穫後から一年近く経過しますと、豆腐の色がやや少し赤みに傾いてくるようです。これも豆腐屋に嫌われる原因のひとつかも知れませんが美味しさには変わりがありません。)

【タマホマレまる秘伝説】
「日本とアメリカのハ−フ」
 タマホマレは昭和38年長野県農業試験場桔梗ケ原分場で、Leeを母として、東山7号(フジミシロ)を父として人工交配され生まれたと聞いております。ちなみにLeeさんは米国人のお豆さんだそうです。以前小耳にはさんだ内緒の話なんですが、試験場の人が当初フジミシロさんに日本のお嬢さん大豆と結婚させようと企てていたのですが間違って隣にいた外国のお嬢さん(Lee)を紹介しちゃったそうなのです。そして生まれたのが「タマホマレ」です。間違って出来てしまった子供なのですが蛋白質含有量以外はとても優秀な子供でして日本で広く栽培され、一時は国内全収穫量ベスト3に、長年入っていた大豆です。
玉誉れの収穫風景


玉誉れの莢

日本の大豆品種 「玉誉れ」

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