★ いっし〜レポート★ - 研究No.13 いろいろ豆腐シリーズその1 ヒヨコマメ豆腐作成 -
実験日:2001年6月17日 このレポートを書いた日:2001年7月26日
ゴールデンウィークに出かけたときに、とある農産物直売所で買った「ヒヨコマメ」
買ったのはいいが料理方法に困っていました。
そんな時喰いしごき調査委員会のCarlosさんに、ヒヨコマメ豆腐というのがある!
という情報を教えていただき、とっても作ってみたくなったっす!

----- この実験をやるにあたり、お世話になった方 -----
喰いしごき調査委員会 Carlosさん
ひよこ豆.com OTTさん

ありがとうございましたm(__)m

しかしヒヨコマメ、かわいい形っす〜
OTTさんのサイトで、ヒヨコマメの絵などが見られるっす〜


作り方、分量など・・・?
 実はこのヒヨコマメ豆腐、詳細な分量や作り方が分かりませんでした。
Carlosさんから大体の作り方を教えていただいたっす。以下のような内容っす。
ビルマ風ヒヨコマメの豆腐
1.水に漬けたヒヨコマメをすりつぶす
2.ターメリックを加えて鍋で煮る(ターメリックは色づけのために入れるらしいっす)
3.バットに流し固める
4.冷やして小さく切る
薬味 タレの分量
ニンニク、
タマネギ、
トウガラシ、
ヒヨコマメのキナコ(普通のキナコで代用)
ニンニクみじん切り:2かけ、
香菜(コリアンダーの葉):小さじ3、
ゴマ:小さじ2
サラダオイル:小さじ6
トウガラシ粉:少々
醤油:小さじ1
お酢:小さじ3
キナコ:小さじ1/2


そしていっし〜が用意した材料は以下っす(かなりいいかげんです)
ヒヨコマメ豆腐 タレの分量
ヒヨコマメ:1カップ(一晩水につける)
水(ミキサーにかける時に加える用):200ml
醤油:適量
黒ごま:適量
トウガラシ:適量
砂糖:適量
黒ごまきなこ(青大豆のやつ):適量

さて作成開始っす〜
1.まずミキサーにかける
 すりつぶすのだから、やはりミキサーでしょう!という事で、水につけたヒヨコマメをミキサーに入れました。しかし水の量がよく分からなかったので、とりあえずミキサーが回るくらいに調節して入れたら、200mlくらいの水が入りました。

2.次は生絞りっす〜
 さて、ひよこ豆は、にがりで寄せるわけではないので、タンパクが壊れるとかは気にしなくていいので、長い時間ミキサーにかけ、なるべく細かくなるようにしました。
 しかし、このまま豆腐にしたら流石につぶつぶが残る舌触りになると思ったので、それなら生絞りをやってみようと思い、ヒヨコマメの生呉?を布巾に包み、生絞りをしました。
 一度絞ったらその呉入りの布巾をまた絞り汁に入れ、しばらくつけておいてからまた絞ったり、もみだしてみたりして、なるべく濃く絞れるように工夫してみたつもりっす。
 でも本場のやつは、絞らないですりつぶしたらそのまま固めるのかな〜?
この辺は謎っすね。

ヒヨコマメの生豆乳が出来ました。薄い茶色な感じっす。生なので、飲んでみられないのが残念です。
ヒヨコマメ生豆乳

3.寄せる?っす〜
 さて、Carlosさんに教えていただいた情報によると、ヒヨコマメ豆腐は、ごま豆腐のようにでんぷんで寄せるようです。ということは、生豆乳に葛のようなでんぷんを加えるか、もしくはヒヨコマメ自体にでんぷんが含まれているということになるっすね。
 とりあえず、火にかけてみました。

 ちょっとそのまま置いておいたら、な、なんともう底の方が固まりかけているではないですか!
 うおぉやばいっす〜と慌ててかき混ぜ始めたのですが、既に遅く、すこしダマが入ってしまいました。
しかしヒヨコマメとはでんぷん質が多いっすね。片栗粉並みではないでしょうか?

 という訳で、ひたすら混ぜました。
 そのうち、カスタードクリームのようになってきました。
ちょっとダマになってしまったっす カスタードクリームにようになりました

 火を止め、ちょっとだけ試食。おぉ美味い!ほんのり甘く、濃厚な味!このまま食べてもいいっす。

4.固める
 タッパーにいれ、冷蔵庫で冷やしました。
固めるっす〜

おぉ出来た〜〜!!嬉しすぎっす〜〜
タッパーから取り出した所っす 切ってタレをかけたっす

 多少ダマが入りましたが、無事にヒヨコマメ豆腐が出来ました。

そして食べるっす&感想
 ヒヨコマメは実は今回初めて扱いました。どんなものか全く分からなかったのですが、 思った以上に美味い豆でした。ナッツとじゃがいもを足して2で割ったような味の豆だと思ったっす。
 ヒヨコマメ豆腐は、ごま豆腐のような感じでしたが、ごま豆腐よりはあっさり気味の味だと思いました。非常に美味かったです。 醤油とごまときなこが良く合いました。

 タレと薬味についてですが、今回は、全てあるもので済ませたので、ターメリックとか、コリアンダーとかは使いませんでしたが、ターメリックを入れなくても色は良いのでは?と思いましたが、きっと入れたら鮮やかな黄色になりそうだと思ったっす!

 しかしヒヨコマメ、ほんとに美味い豆っすね〜とっても好きになったっす!
これからも色々な料理にしてみたい豆だと思いました。

最後におまけっす
 ヒヨコマメを砕いた時に出た生のおから?ですが、とりあえずもったいなかったので、水を200ml程加えて煮てみましたところ、なにやらマッシュポテトのようになりました。(おからもでんぷん質たっぷりな感じっすね)
ポテトサラダもどきにしてみたら、結構美味かったです。おまけでした。
ヒヨコマメの生おからっす〜 煮てみました ヒヨコマメおからサラダ?

ひよこ豆豆腐に関して、Carlosさんより追加解説をいただきました。

 デンプンの多い穀物、豆、木の実なんかを使って固めた食品が東アジアに広く分布しています。今回のミャンマーのヒヨコマメ豆腐、韓国のムッ(ドングリ、ソバ、リョクズ等)、中国南部の涼粉(リャンフェン:米、リョクズ、インゲン、ソバ等)そして、東京下町の味「葛餅」や、喰いしごき調査委員会の宮崎編でも紹介した「樫の実蒟蒻」も同じ形態の食品です。「豆腐」とか「蒟蒻」とか「餅」と言って良いのかどうか分かりませんが、いずれも美味しく、日本人の口に合う食べ物だと思います。

Carlosさん、ありがとうございました〜m(__)m


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