★ いっし〜レポート★ - 研究No.12 タマホマレ→豆腐研究 水の量考察編 -
実験日:2001年6月3日 このレポートを書いた日:2001年6月21日
レポートNo.11にひきつづき、またまた豆腐づくり考察な報告っす
今回は豆乳の濃度に関する考察っす〜

水の量実験をやるきっかけ

 家庭で豆腐づくりをやる際の問題の1つとして、できる豆乳の濃度があるっす。家庭で絞る場合はどうしても豆乳をうまく絞りきれないこともあり、豆腐屋さんで絞るよりもかなり少ない量になってしまうようです。しかし豆乳を多く取ろうとしてあまり水の量が多すぎると、薄い豆乳が出来てしまうっす。
 このような問題から、家庭で豆乳を絞る場合に、どれくらいの水の量ならば丁度よい濃度が出しやすいかを確かめようと思い、水の量実験を行ってみたっす。
 実験はレポートNo.11と同様またまた1回目、2回目と2回に分けて水の量を変えて行ってみたっす。


またまた1回目と2回目徹底比較検証っす〜
  実験1回目 実験2回目
使った大豆の量 200mlのカップ1
水の量 400ml(吸水分含めず)
※吸水分の計算はしておりません
600ml(吸水分含めず)
※吸水分の計算はしておりません
ミキサーにかける時間 1分 1分
呉を煮る時間 4分30秒
火力:中火
2分かき混ぜ続けたのち、30秒放置
その後また1分30秒かき混ぜてから30秒放置
絞る時  今回は、なるべくなべに蓋をする等、水分が飛ぶのを極力抑えるようにしました。
絞り方はNo.11同様2回に分けて気合で沢山絞ったつもりです。
できた豆乳の量 約500ml(泡取り前) 約750ml(泡取り前)
備考:水の量が多く入るほど、比率的に豆乳を絞る量が増えるような気がしました。
豆乳の濃度  いっし〜がいつも作る豆乳よりも、薄めでした。 でもいつもの量よりも多かったので、(いつもは400mlくらい)絞るときに蓋をして蒸発分を減らしたからだと思われます。  予想通りですが薄かったっす。
市販で売っている豆乳くらいでした。
寄せの方法  豆乳を200ml使い、いつも通りに寄せました。普段の豆乳よりも薄かったので、少しにがりを少なめにしたりして気をつけました。  薄かったので、水分を飛ばして濃くする方法を試してみました。
  1. 豆乳300mlを湯せんにかけ、70℃くらいに保ちました。
  2. そのまま放置し、200mlになるまで水分を飛ばしました。
  3. 水分飛ばしで放置中に、ゆばが出来たので食べながらやりました(3枚)
※余談ですが、ゆばをとりすぎるとタンパク質が減って寄せがうまくいかなくなる可能性があるそうなので、水分飛ばしをやる場合はゆばの取りすぎには注意しましょう(笑)
 この辺のゆばとり考察実験も、今後やってみたいと思っているっす。
寄せたときの状態
1回目寄せおっけ〜っす〜

2回目も寄せおっけ〜っす〜
ゆば3枚くらいはとっても大丈夫の様子?(笑)

そして考察っす〜
 あるじさんの実験、ルシファーさんやちかさんからの貴重なご報告、今回のいっし〜の実験の結果より、とりあえず現段階では家庭で豆腐を作る場合の水の量は、

 吸水後の大豆に固定で400mlの水を加える

という結論に落ち着きました。ある程度濃度が出て、寄せも失敗しづらい量だと思うっす。
台タマの豆腐づくりっす〜のページもそのように記載しました。
 ちなみに今回の実験のように、呉を絞っている間や冷ましている間などに蓋をして、あまり水分を蒸発させないようにすると、かえって豆乳が薄くなってしまうようです。
 上記の水の量で、あまり水分が飛ぶことを心配せずにそのまま作業すれば丁度良い濃度になると思います。

それから大豆200mlのカップ1で出来る豆乳の量なのですが、
 ・ある程度濃い
 ・美味い豆乳っす〜と思う
 ・寄せで失敗しづらい
と感じたときに出来た豆乳の量は、400ml強だった場合が多かったのでこちらも目安にしていただければと思うっす。

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 上記のレポートをご覧になってのご感想、何かお気づきの点、ご指摘の点などありましたら、是非埼玉屋さんの掲示板またはメールでご意見をいただきたいです。
 まだまだ未熟者ないっし〜ではありますが、お台所でタマホマレな豆腐がますます美味く出来るよう、これからも邁進したいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致しますm(__)m


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