調査報告NO.2
委員名  柴設計さま
逸品名  樫の実蒟蒻
調査報告書名 宮崎山里、蕎麦仙人と百済伝説編
          第5話 「ドングリころころドングリこ」の巻

 自宅にもドングリの木が4本ほどあります、ただコナラの木ですので、今回は「樫の実こんにゃく」にこだわりたく、隣接している宮崎大学の樫の実を子供といっしょに拾ってきました。半月ほど乾燥させ、ひびの入ったドングリのかわを手でむき、数日水につけました。その後ミキサーにてくだき、それを木綿の袋でこしてデンプン質を取り出し、1日ほどデンプン質を沈下させ上水を捨てる。原田さん(Carlos注:南郷村役場原田課長)からいただいたレピシによると十分に乾燥させるとありましたが、乾燥後のデンプンの量を考えるとあまりに少ないのではと考え、乾燥させずに水気をたっぷり含んだ状態で火にかけました。すぐに固まりました。タッパーに入れ冷蔵庫にて一日おき食してみました。感想としては(あくまでも私の作った樫の実コンニャクです)熱い時の方が冷たくなったものより食べやすかったです。お袋は冷たいものも「結構いけるんじゃない」といってました。南郷村で食べたものとは違ったものができましたが、まさに自然の味でした。まだ拾ったとんぐりが残っており、一部のかわをむき現在水につけております。第2段にそろそろチャレンジしなければと考えている最中です。
               
Carlosコメント

 さすが柴さん「宮崎山里、蕎麦仙人と百済伝説編」の中で最も再現が困難と思われた逸品「樫の実蒟蒻」を作られるとは!写真とご報告でによると、かなりの量のドングリを使わないとタッパー一杯にはならないようですね。ところで、あく抜きは完璧で渋くなかったようですが、渋さかげんもドングリの樹種によって違うんでしょうか?お庭のコナラで作ったらどうなるでしょうね。また、お教え下さい。

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